2021.08.12

分電盤の回路数って?

こんにちは。

はっさく工務店の南です。

 

今日は「分電盤」について、お話したいと思います。

分電盤は、

ひとつの建物の中でそれぞれの部屋へ、電気を分ける働きをしています

 ご家庭に送られてきた電気は、

1階と2階、各部屋へといくつもの回路に分けられています。

分電盤には沢山のスイッチが付いています。 

このスイッチのことを「分岐ブレーカー」または「回路」と呼びます。

分電盤をあけてみると、たくさんのスイッチに分かれていますね

この回路は、各部屋への容量以上の電気が流れた時に、

自動的に遮断して家全体の電気が止まるのを守る重要な役割をしています。 

回路をいくつかにわけておくことで、何か異常が起きても影響が少なくてすみます。

さて、

昔の家と今の家では、この回路の数が倍以上異なります。

昔の分電盤は8~12回路の場合が多く、

今は24回路(予備含む)くらいあります。

昔の家と今の家で異なる所は多々ありますが、

リフォームを考えておられるお客様がよく驚かれるのがこの「分電盤」です。

なぜ、回路の数がこんなにも増えたのでしょうか?

それは、単に家電の数が増えただけではなく、1つの家電の消費電力が大きいからです。 

最近の家は、

リビングと寝室だけだったエアコンが各部屋へ付くようになり、

IHクッキングヒーターや食洗器、乾燥機など瞬間的に高熱にする家電が増えてきました。 

では、

この1つの回路はどのくらい使うと遮断されるのでしょうか? 

その前に、電気にまつわる単位を整理します。

電気にまつわる基本的な単位】

電流アンペア(A)電気の流れの大きさ
電圧ボルト(V)電流を流す力の大きさ
電力ワット(W)電気がする仕事の大きさ

家電製品にも書かれている「消費電力」とは、その製品がどれくらいの電力を使うかを表しています。

一般家庭の1回路で使える電力は2,000Wです。この2,000Wを超えると自動的に遮断します。 

20A(電流)×100V(電圧)=2,000W(電力) 

(一般家庭用の電圧は100V、一般的なブレーカーは20Aです。)

多くの電力を必要とするエアコンやIHクッキングヒーターは、

200Vの配線が用いられ、1回路の電力は4,000Wとなります。 

20A(電流)×200V(電圧)=4,000W(電力) 

各家電の消費電力】(商品によりバラバラなので、目安と思ってください)

区分 商品 消費電力 
各部屋 エアコン 2,000W 
キッチン IHクッキングヒーター 3,000W 
食器洗い乾燥機 1,300W 
電子レンジ 1,300W 
炊飯器 1,200W 
電気ポット 1,000W 
洗面所 洗濯機 900W 
衣類乾燥機 1,400W 
ドライヤー 1,200W 

こう見ると、キッチンは消費電力が高い家電がたくさんありますね。

同時に使うと簡単に容量を超えてしまう(=遮断されてしまう)ので、

その家電だけの専用回路を設けることが多いです。

このような理由から、

昔の家に比べ今の家は、分電盤の回路数が多くなっているのです。